手打ち茶蕎麦で作る贅沢瓦蕎麦

瓦蕎麦
人気のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に瓦蕎麦が出てきました。
瓦蕎麦とは茶そばをおこげを作るように焼付けて、その上に卵や肉などの具を盛りつけ、つゆでいただく料理です。
巷のレシピは乾麺の茶蕎麦を用意、といいますが、せっかくそば打ちをやっているのです。茶蕎麦を打つところからやってみました。

ふつう茶蕎麦といえば更科粉を使った変わり蕎麦ですが、更科粉は熱湯を使ったスピード勝負の湯練りが必要で、
それも慣れてしまえば難しいことはないのですが、足をふんばって力いっぱいこねることが家庭では難しかったりと、
やや敷居が高いように感じます。
そこで裏技的に、食感は更科に近いけれど水で打て、力もいらない「石臼挽きそば粉 特白菊」で茶蕎麦を打ってみました。

用意したのは白菊400g、つなぎ100g、抹茶10g、水300cc
加水率は60%でした。ふつう白菊は二八で加水率50%〜51%で打てるので、
抹茶がとても水を吸うことがわかります。
抹茶だけで換算すると抹茶の乾燥重に対して4〜5倍の水を追加することになります。(加筆:入れるお抹茶の種類によって吸水量にはかなり差があります)
ポイントは量った水をいっぺんに全量入れ、全体に手早く水をまわしたらすぐにくくり、こねていきます。
こねるのもおだんごを丸めるように優しくこねます。
完成茶そば
できた茶蕎麦をかために湯掻いて(1分ていど)水を切り、
フライパンに大さじ1の油を敷いて麺を焼き付けます。
このとき、麺は箸で触らないのがポイント!麺をゆするように動かすと切れてしまいます。
弱めの中火にして2分〜3分ほどじっくり焼き付けます。
こんがり焼いた茶蕎麦
こんがり焼いたおこげの面を天にして、その上に錦糸卵、甘辛の牛肉、ねぎ、きざみ海苔を載せて完成。
レモンを浮かべた温かいつゆでいただきます。

普段のそば料理とあまりに違いすぎて、最初はおそるおそるいただきましたが、
食べ進めるうちにそのギャップが楽しく美味しく感じてきました。
特にカリッと焼いた部分の食感が楽しく、牛肉や卵のボリュームも満足感があって、
ドラマのように誰かと楽しく一緒に作ったり食べたりするのにぴったりな蕎麦です。
誰かとわいわいお話しながら食べたい瓦そば
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