品質に関しても、比重計測したところズッシリと中身の詰まった良質な実になっているとのことです。
写真は150gあたりの容積を計測する検査。下のテープの上端と上のテープの下端の間、155〜160の値であれば一等級です。この写真だとそれよりももっと良い値であることがわかります。(値が低いほど比重が重い)
今年の豊作、収量・品質に影響したと思われるのが、8月の涼しさです。
今年上川町は30度を越える極端な高温が少なく、従来の北海道らしい冷涼な気候だったため、ソバの結実率が上がったと考えられます。(開花期に高温が数日続くと、受粉・結実率が下がる)
また、新たに養蜂家さんが巣箱を設置したことも、ソバの結実により良い影響を与えた一因のようです。もともと上川町のソバ畑ではエゾマルハナバチなどたくさんの訪花昆虫を見ることができますが、この巣箱の数は圧巻!百人力(百万匹力?)です。
収穫直前の上川町ソバ畑から望む黒岳の朝。9月最低気温は10度を切るなど、昼夜の大きな温度差が最後の追い込みとばかりにソバを美味しく仕上げます。
台風上陸目前、4台のコンバインが効率良く収穫する風景。この後30分以内に乾燥・調整施設に運ばれます。日が暮れてからのナイターもありつつ、待ってくれない台風に間に合わせるせるためにノウハウやマンパワーがフル稼働しています。